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2016年6月

2016/06/16

放蕩猫の帰還

 引っ越しして二日目に愛猫の琴美が脱走した。
 窓は閉めていた。
 窓の上部にある換気用の小さな窓から逃走したとしか考えられない。どうやって、そんな高さから逃げ出したのかは謎である。

 毎晩、捜したが、広大な団地の敷地のどこにいるのか、検討も付かなかった。

 行方不明の帰還、肌荒れが酷いので皮膚科に行った。「なんでこんなになるまで放置した!」と厳しく怒られた。アレルギー検査をしたら、猫アレルギーが群を抜いて強く出た。
 医者は猫に触れることも禁じた。飼うなんてとんでもない。処分しなさいと言う。
 子供の頃から猫を飼っていたが、アレルギーになった試しは無い。猫アレルギーって突然なるものだろうかと疑問に思った。
 これがあるから琴美は自主的に脱走したのかと思った。

 昨夜、ゴミを捨てに行く途中で「琴美ちゃんー」と呼び掛けながらゴミ捨て場に向かったら、「みゃー」と答える声がして、姿を現した。一週間ぶりの再会である。嬉しかった。
 琴美も身を預けて甘えてくる。
 抱きかかえ、エレベーターに乗ったらパニックを起こし、再度、逃げ出した。その後は一定の距離を保って警戒して近づかない。

 ほどほど困ったが、餌を撒いて近づかせ、警戒が解けた所でゲージに押し込んだ。

 部屋に連れ帰ったが、慣れていないのか落ち着かない。
 こちらも換気が出来ないので、生活が大幅に不便になる。
 網戸も網を無理矢理剥がし、脱出する技を心得ているので、部屋を閉め切りにするしかないのだ。何より猫アレルギーが気になる。
 が、家族だ。
 見捨てることは出来ない。

 とんだ放蕩猫のご帰還である。

 自分の身体も考えて生活の方法を見付けなくてはいけない。

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